『パティシエ』から見るフランス菓子の伝統
- パティスリーアルル

- 8月30日
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ボンジュール!
クラシカルなフランス菓子店『パティスリーアルル』です。
パティスリーアルルのパティシエ、南です。
本日はパティシエについて書いてみたいと思います。
patissier(パティシエ)とは、フランス語で菓子職人を意味します。
日本にはパティシエの資格などはなく、専門学校で学び、現場で経験を積むというのが一般的な流れですが、フランスでは国家資格が必要となる職業であり、多くの場合は見習いから始まり、専門学校に通いCAP(職業適性能力資格)を取得、卒業後、指定のコンクールで受賞をしてパティシエの資格を取得するという厳しい道のりがあります。
さらに、チョコレートを専門とするショコラティエ、アイスクリームなどの氷菓を専門とするグラシエ、飴細工などの砂糖を主とした菓子を専門とするコンフィズールとその専門分野も細かく分かれています。

フランスの伝統的な技術やレシピは、教育機関や職人たちによって後世に伝えられ、文化的な資産としてその価値が守られ続けています。
フランス菓子の伝統は、このような厳しいルールや人から人へ受け継ぐことによって守られ、世界中の人を魅了し続けています。
私も日本のパティシエとして、ひとりでも多くの人に伝統的なフランス菓子をお届けしたいと思います。






